人にお金を借りる人への提言

「ちょっとお金貸してくれない」と、さも日常会話的に口をつく存在が、私たちの身近にひとりやふたり、思い浮かぶことでしょう。

それは自動販売機の清涼飲料水を1本買う程度の少額だったり、こちらが腰を退いてしまうほどの金額だったりとさまざまですが、いずれにせよ要注意人物のレッテルを剥がすことはできません。

すぐに人にお金を借りる人の全員が、金銭的にルーズで信用できないとは言い切れませんが、マイナスの印象は避けられません。

自身では悪意なく、こうした人からお金を借りてその場を凌ぐ習慣を自覚されている方々には、ぜひこの機会に自問自答いただきたい、お金にまつわるポイントが見過ごせません。

まずはキャッシュレス化が進む昨今、手元のクレジットカードやキャッシュカードを、正しく自己管理できているかどうかの確認です、

財布の中身がショートすれば、近くの人物に拝借すれば良いとの価値観は、キャッシングサービスの無用な多用から、自転車操業的な資金繰りに陥るリスクが見過ごせません。

「口座残高が足りないから、他のキャッシングサービスで引っ張ってきて補填すればよい」との考え方は、先述の「足りなければ人から借りれば良い」と、根本で共通しています。

個人間の貸し借りの場合、人間関係の悪化から疎遠を経て絶縁など、相手が法的に返済を迫らない限り、公的なペナルティを背負うことは基本ありませんが、金融機関への返済に関しては、その限りではありません。

たとえ1円でも延滞を生じさせれば、それは金融事故であり、督促プラス遅延損害金が、通常の金利より高い利率で加算されます。

またいわゆるブラックリストに載ってしまえば、新たにローンが組めない、手持ちのクレジットカードでの決済ができなくなるなど、社会的信用の失墜プラス、日常生活上の不具合が避けられません。

「だから人から借りた方がリスクがない」との理屈は、経済社会で円滑な人間関係を営むに際しては、正しい考え方とは言えません。相手を選ばず借金を申し入れる人からは、誰もが離れてしまいます。

結局本当に、お金以外の援助を含め、助けが必要となってしまった際に、手を差し伸べてくれる存在が見当たらない状況は、ある意味自業自得であり、回避するべき最悪のシチュエーションです。

わずかなお金の貸し借りがキッカケで、自らをこうした状況に追い込んでしまわぬためにも、緊急時に金融機関の融資サービスを利用できる「余裕」を確保しておく姿勢が大切です。

キャッシングという切り札が、手元に残されている安心感もまた、金融業者が間接的に私たちに届けてくれている、大きなメリットなのです。